境界悪性卵巣腫瘍⑥PET-CTの結果と貯血
PET-CTの画像診断では悪性所見は強くでておらず、
境界悪性腫瘍とみられるとのこと。
良性ではないらしい。
そういえば、境界悪性って言葉、Ｎ病院の初診の際、
初めて耳にしました。
腫瘍って悪性と良性しかないと思っていたので、
なんじゃらほい。Ａ先生の説明では
悪性と良性の中間とのことです。中途半端な感じ。
生存確率も90％後半あるみたいで、命にかかわることは
ほぼなさそうです。
ちなみに、私が入っている、がん保険は
境界悪性卵巣腫瘍は、がんと認められないそうです。
ググってみたら、ほかの保険会社のがん保険でも
ほとんどが、がん保険がおりないみたいです。
でも
もうひとつの検査結果が、良くも悪くも
保険請求や今後の手術の方針を決定づけました。
子宮頸がんの組織診の結果、
ＣＩＮ3 高度異形成の診断がおりていました。
子宮頸がんの一歩手前です。
おもわず、子宮頸がんになる覚えが、ここ７．８年
ないんですけど、とＡ先生に言ってしまいました。
Ａ先生はまじめな顔で、子宮頸がんは、感染して
５年から１０年かけて発症していくんです。と
おっしゃりました。
・・・・・おっさん！(-_-メ)と、思わず元旦那の
顔が頭に浮かんでしまいました（イヤ～～
本当にそれが原因か分かりませんが？人からうつる
がんですもんね。子宮頸がん）
Ａ先生に診断結果を聞いた後、またお決まりの
内診台へ。今度は子宮体がんの検査。
そして初体験の貯血をしてもらいに、採血ルーム
へいきました。
貯血は、メンタル面の負担きました、私は。
手術は怖くないけど、注射は苦手。
400ｃｃ必要なので、太い針をさして時間をかけて
ゆっくり血をとっていきます。貯血が終わると、
そのまま、鉄剤を注入していきます。
漏れていなくても、針が刺さっているところが
痛くなってきます。気持ちからかもしれないけど。
で、ぶらさがっているパックに自分の血が貯まって
いくのを見て、き‣も‣ち‣悪ぅ…
終わってから、しばらくぼ～っとしていましたが。
明日は大学進学で家を出る次男の見送り会をする予定で、
気合を入れて準備にかからねば！
と妊婦みたいなお腹でせっせと買い物をして帰りました。
子供が親元を離れるのは、次男が第一号です。次男が
１人暮らしを始めるにあたり、住宅の手配から、
電化製品、家具、寝具、調理用品、と本人と
リストアップし、徐々にそろえていきましたが、
大きな荷物は、ほとんどネットショッピングで、
次男の新居宛に到着指定日を統一して注文しました。
後日、１人で開梱するのは、大変だったと思います。
次のＮ病院受診は一週間後。
二回目の貯血と造影CT検査です。
どんだけ検査費がいるんだろう、と頭を痛める
ミチミチでした。
☆診療代 4,010円
境界悪性卵巣腫瘍⑤PET-CTを撮りに行く
N病院にはPET-CT検査の設備が無いので、手配して頂いた近くの
T病院に行きました。
PET-CTは放射性薬剤を静脈注射し、全身を検査します。
これがお高い検査です。
A先生に３万円前後かかると思います。
と教えていただき、思わず「実費なんですか？」と
キョトン顔になるおばちゃん（私）
シングルマザーには痛い出費です。(´；ω；`)ｳｯ…
こんな高価な全身検査を保険を効かせて
受けれるなんてラッキー🎵( ﾉД`)ｼｸｼｸ…
と前向きに考えることにしました
PET-CT検査は予約後、キャンセルしてしまうとお金が
かかるので要注意です。予約が入って、放射線薬剤を手配
されるので、キャンセルするとお薬の実費を負担しなければ
いけません。超高額なので、気を付けなければいけません。
確か５万円ぐらいって聞きました。(ﾟдﾟ)！
T病院に到着後、更衣しバイタル測定しました。問診を受け、
放射線の入った薬剤を静脈注射します。
針をさしたあと、看護師さん方は別室に移動され、注入は
機械でしていました。レントゲンを撮るときと同じ感じ。
注入後、安静室の優雅な一人用ソファーで、薬が全身に回る
まで一時間ほど、休んだ後、撮影しました。
この頃、下腹部の鈍痛や右足大腿部のしびれがあったので
MRIの台の上で仰臥位になるのは、なかなか辛い状態でした。
お腹が張って、分娩台にいるような気分。
３０分ちょい耐える自信がなくて、撮影開始直前に、
MRIのマイクに向かって、この体勢辛いです！と訴え、
大腿部の下にクッションをあててもらいました。
それだけで、だいぶん楽になりました。
（ここでは関係ない話ですが、介護職なので、ついつい、
身体状態に応じた安楽な姿勢を考えてしまうので、
こういう時に、普段ケアをしている利用者様に思いを
馳せてしまいます）
検査終了後も、体内のガンマ線が減少するまで、しばらく
病院に留め置かれました。
問題ないごく微量の放射線をあびているとのことでしたが
念のため、乳幼児には近づくな、とのこと。
大丈夫、このあと会うのは４０代なので、と会計をして
病院をあとにしました。
検査後、すぐに妹とランチの予定していたので
妊婦のようなお腹を抱え、待ち合わせ場所へ急ぎました！
検査のため、朝5時から食事を摂っていなかったので
お腹はパンパンでも、腹ペコ！(>_<)
次は二日後にN病院に貯血とPET-CTの検査結果を聞きに
いくことになっています。
☆診療代 ￥29,180
さらば諭吉！と泣く泣く支払う
境界悪性卵巣腫瘍④MRI検査
N病院の初診から１週間後にMRIを撮りました。
これはちょっとしんどかったです。
腫瘍自体が大きくて重いうえに
さらに撮影時に仰臥位で腹部に乗せるマットが重く
妊婦時代を思い出してしまいました。（気分は臨月）
４０分間、破裂しないか不安な時を過ごしました。
この日は検査だけで検査結果は６日後にでるので
MRIの撮影が終わって、よたよたしながら帰りました。
6日後
MRIの検査結果を聞くだけだと思っていたのに、
この日は、子宮頸がんの組織診のために、予想外でまた
あの内診台に乗せられました。
なぜ…そう、N病院の初診で受けた子宮頸がん細胞診の
結果があまりよろしくなかったんです。
コルポ診を行い、組織を採取したわけですけど、
A先生に、痛いと思いますけど、必要な検査なのでと
言われていたので、緊張しちゃいましたが、絶叫する
ぐらい痛いのか、と大げさにとらえていたので
普通に、痛っ、ぐらいで済んでよかったです。
さて、MRI検査の結果ですが、右卵巣腫瘍は約２０cm大で
境界悪性～悪性の所見あり。とのことでした。
近所の内科で撮ったCTは横の輪切り映像だったんですが
MRIで縦の画像をみて、あらためて腫瘍の大きさに
おどろいてしまいました。
PCに映し出された画像を記念に撮らせてもらいました。
↓
3月末に予定していた手術は検査が追加となり
延期することに。。さらにPET-CT、造影CT。すぐに
検査できるものでなく、これまた予約要。空きがなければ
どんどん、手術日は延期されていきます。
卵巣腫瘍が立派に成長を遂げお腹が重くて、早く取り出して
ほしかったから、手術延長でちょっと残念。
休職していたので、用心しながら、息子の大学進学準備に
時間を費やすことができたので、結果オーライ。
卵巣腫瘍って、結局のところ、開腹して
病理診断しないと、良性か悪性かはっきりしないそうです。
画像診断で悪性の可能性が少しでもあるとなると、
PET-CTや造影剤CTの検査が必要となります。
悪性腫瘍をさらに探し出すんですね。
そして、ちょっとでも悪性の可能性があると、
検査が追加になるだけでなく、開腹後、迅速検査で悪性だった
場合、切るところが増えるんで、出血多量に備えて輸血用の
自己血貯血が必要になってきます。
私の場合、400ｃｃ×２回とることになりました。
いつも貧血傾向にあり、献血もできなかったので
ドキドキしてしまいました。
担当のA先生が、家庭の事情（子供たちの行事等）をくんで
緊急扱いで予約をねじ込んでくれたので、なんとか3月中に
検査を受けれることになりました。その日程に合わせて
貯血も行うことに。
次は、さっそく二日後に、PET-CT検査です。
☆MRI検査 9,710円
6日後の受診、検査 9,400円
境界悪性卵巣腫瘍③紹介先のN病院を受診する
私の住んでいる地方では、婦人科系の手術は定評のある
Ｎ病院を紹介してもらい、予約が取れたのはＣＴを撮ってから
１週間後でした。
Ｎ病院の初診日、予約を入れていたとはいえ、採血やら、内診、
超音波検査、等していたら半日仕事でした。
担当の先生は女医のA先生。２０代後半ぐらいの、お若い先生。
最初はあまりの若さに、え、大丈夫？と一瞬、
思ってしまったけれど、大柄で健康的、そして
落ち着きがあり頼もしい、A先生が担当で良かったです。
ついでに、子宮頸がんの検査もしておきましょうと、検査も
テキパキとしてくれました。
まだこの段階で、腫瘍が悪性か良性か判断がつかないとのこと
でしたが、右の卵巣腫瘍であることが分かりました。
調子悪いな、と思いはじめた時期から、私のお腹は成長を
遂げており、本当に妊婦さんみたいになっていました。
大きく重たい腫瘍が乗っかているから膀胱も圧迫されている
わけで、尿漏れは当然起こりうる状態だったようです。
ちょっとお見苦しいですけど、当時、記念撮影
していたので・・・こんな感じ
↓
仕事はドクターストップ。意見書のようなものを書いて
くださったので、職場をスムーズに休職することが出来ました。
シングルマザーですが、前年度に特養にてがっつり働いていて
課税世帯だったため、住んでいる市の母子医療助成は子供しか
適用されず、私自身は３割負担のため、手術までの検査費用に
泣きました(´；ω；`)ｳｩｩ
貧乏人はどんどん貧乏になっていきます( ﾉД`)ｼｸｼｸ…
☆診療代 １０，５５０円
（うち、診断書代 ３０００円）
境界悪性卵巣腫瘍②とりあえず、かかりつけ医に診てもらう
近所のかかりつけ内科に行きました。
日勤の仕事帰りだったので時間もなく、
そこのドクターはなんでも診るよ～って病院だったので
寄ってみました。
腹痛で、下痢はしていません。
おへそ周りが、痛いんです。
立ち仕事が続くと、腹部に鈍痛がすることが
最近、多い旨、伝えました。
その日は、冷えからかな？炎症かな？と問診だけで
とりあえず痛み止めと抗生物質で様子をみてください、
で、診察終了しました。
受診後も症状に変化がなく、
薬を飲みきっても全然効かないと後日再受診。
へその下あたりが痛いし違和感あるって再度伝えたら、
先生が腹部に手をあてて固まってしまいました。
すぐＣＴ撮るわ、ってことになりました。
（初診でちゃんと触診してくれてたら良かったのに）
と、無駄に薬飲んじゃったじゃんと思いながら
撮影後の結果を先生と待っていました。
あっ来た来た
と先生のＰＣにＣＴ撮影したものが映し出されて
先生の第一声が
「うわっ、なんだ、こりゃ」
私もびっくりしました。
私の腹部の断面図。
ほぼでっかい腫瘍らしきもので埋まっていたのです。
他の臓器はどこ行った？ってぐらい
先生はおそらく卵巣の腫瘍かな、僕専門外だから
卵巣か子宮か定かでないからすぐ婦人科に行って。
手術してくれる婦人科に紹介状書くけど
どこがいい？予約も取るからＣＴの結果をもっていってね。
と、おっしゃいました。
え？手術？仕事の予定もあるし。なんて言ってたら
こんなに大きいと開腹手術しかないよ！
仕事？とんでもない！介護職でしょ？絶対、仕事しちゃダメ！
破裂したら後々大変だよ！
と、おとなしくしてて、って諭され
仕事は休むことにしました。（けど、結局休ませてもらえず。
看護師が経営している施設で、理事長は、大丈夫やろ、
無理しなくていいから、と一週間、出勤してました。(´；ω；`)ｳｯ…
さすがに夜勤は休ませてもらいました）
このころの私、ほぉ～開腹手術か。
入院中、子供のご飯、どないしよってな感じで、
子供達の食生活やら次男が高校卒業し県外の大学に
行くことになっていたので引っ越し準備急がなきゃ
とか、３月の忙しい時期だったため家の事に
頭を痛めていました（笑）
☆診療代 ￥５，５４０
境界悪性卵巣腫瘍①前兆
これから私の病気が発覚し治療回復するまでの
なんやかんやをお伝えしていこうと思ってます。
今、私と同じような症状が見つかりこれから、と
いう方のお役に立てれば幸いです。
卵巣腫瘍、子宮頸部の異常の発覚、検査、
開腹手術、術後の更年期障害、医療費、保険、について
お伝えしていく予定です。
30代に入り、子宮頸がんや子宮がんの定期健診は
2年に一回ぐらいのペースで受けてきて、異常が
見つかることはありませんでした。
元々、子宮筋腫、月経過多もあり、貧血気味に
なることがあったので、婦人科にもかかっていたの
ですが、一昨年は仕事も忙しく、すべての健診を
受けていませんでした。
そうゆうときに限って病は進行していたようです。
40代後半にさしかかり、確実に太ってしまったのと
痛みも無かったため、腫瘍が大きくなってお腹が
出てきたとは呑気にも気づきませんでした。
ほかにも色々前兆はありました。
一番困ったのは、尿漏れ
くしゃみしたら、あっ、職場で身体介護中にも、あっ
びっくりしても、あっ、大笑いしたら、あっ
毎日毎日、あっ、あっ、あっの連続でした。
これは子供4人（しかも巨大児2人）産んだことと
老化現象だと、思い込んでいました。
腰痛体質ではないのに、腰のだるさや足のしびれ
がでたものの、これも肥満や老化、骨盤のズレかなと、
カイロプラクティックに通い、整えてもらっていたのが
良かったのか悪かったのか、しびれや痛みが緩和し
婦人科系からの影響と思いもしていませんでした。
いよいよおかしいと気づいたのは
入院前に勤めていた介護の職場で、立ち仕事が続くと
きまっておへそ周辺に鈍痛が走りだしてから。
だんだん、ずん、とくる鈍痛が頻回になって
きました。ある日、ベッド柵に私の腹部をぐっと当てた時、
これ、なんかヤバい？へその中の方で炎症でもおこして
るのか？って後に残るような痛みが走りました。
おへそってデリケートなところ、、って認識しているので
病院行っていじられたら嫌だなと思いつつ、仕事上がりに
病院に行こう、と決意しました。
初めまして、ミチミチです。
４０代のシングルマザーです。
男子３人、女子１人の４人の子供がいます。
離婚して10年目に突入しましたが、
子供たちに支えられ、色々な壁にぶち当たりながらも
なんとか人生を歩んでいます。
決して裕福とはいえない（めっちゃ貧乏な）生活を
送っていますが、おかげさまで色々な（したくない）経験を
積み重ねてきたことで、濃い充実した人生を送れて
いるのかもしれません。
今回、ブログを始めようと思ったのは
昨年、病気をしたことがきっかけです。
病名が確定し、手術、治療を経て、回復するまでに
どんだけネット検索したことか…
同じ病気の経験者の方のブログを読ませて頂くことで
不安が和らぎ、入院や手術の心の準備、物品の準備など
大いに活用させていただきました。
ただ、同じ病名の方のブログを見つけても
知りたいことが書かれているものを見つけるのは困難
で、情報をかき集めるのに必死のパッチでした。
病気治療から1年たち、今ではすっかり元気に
働いています＾＾
でも最近、夜勤の仕事が多くて、日中はアマゾンプライム
で映画やドラマばっかりみている夢見る夢子ちゃん。
脳の老化が加速しているのを日々実感中。
離婚してから、あるあるの介護職の道に進んだので
最近はＰＣにすっかり疎くなってしまいましたが、
頭を使う事、やってみよう！と悪戦苦闘する
覚悟ではてなブログに登録した次第です。
たまたま見つけてきてくださった方、ありがとうございます。
今後、病気（卵巣腫瘍や更年期障害）のこと、
シングルマザーになってからの仕事や、職業訓練校
（情報処理コース半年、介護福祉士コース２年）のこと、
介護について、子供４人のことなどなど
おばちゃんの雑記ブログになると思いますが、
お付き合いいただければ幸いです。
