境界悪性卵巣腫瘍⑫術後2日目
昨日より全身のしんどさが少しはマシになったけれど、お腹の調子が
悪かったです。
開腹手術をしたら、腸の癒着の恐れがあり、腸閉そくなどおこすことも
あります。
ガスやお通じは、我慢せず出さないといけません。
手術前のラキソベロンが、残っていたのか、この日は、散々な一日。
おならが出そうになった直後、温かい液体がおしりを伝う感覚。
出血してる?と思い、確認。(もがいたもののお腹が痛くて
座って見ることが出来ず鏡で確認)
血液じゃなく、液体。
お腹が空っぽなので、便が出ずに液体が出てきた模様。
やばい!!
ナースコールで看護師さんに来てもらいました。
「もらしたみたいです💦」(恥ずかし~)
に、看護師さん、臭いもしないし、見えてなくて
「どれどれ、大丈夫ですよ~」
と、にこにこして気にする気配なし。
「絶対出てるから見て、濡れてるやろ?」
と、痛い身体をずらして、見てもらいました。
そこからは、さすが看護師、段取りが早い、っていうか
鬼!!
「ミチミチさん、歩けますか?トイレまで」
え?座位の保持も痛くて、頭がくらくらしてる私に
歩けだと??
マジで?って顔で固まる私に、
「無理だったら車いす用意しますから」とにこやか。
まぁ、確かに、歩いてもらったほうが後始末も
手っ取り早いし、歩いたほうが腸癒着の防止になって
一石二鳥ですわな。
「歩くの?自信ないけど…」と手伝ってもらいながら
そっと、足をベッドから降ろしてみました。
両足、どっよ~ん。スリッパがひろえな~い。
看護師さんにスリッパを履かせてもらって、
ゆ~っくり、バルーンや点滴がぶら下げてある、
点滴スタンドを頼りに、よたよたと立ち上がってみる。
(といっても、腰の曲がったおばあさん状態)
一歩踏み出すのに、こんなに、四苦八苦するなんて…
お腹が心配だし、もう長距離マラソンをしている
(したことないけど)疲労感が襲いましたが、
それよりも、グルグルピーとお腹を下しそうになり、
病室内のトイレへ急ぎました。
5メートルほど先が50メートル先のような感覚。
気持ちと身体がバラバラで幽体離脱しちゃうんじゃない
かと(これも、したことないけど)
やっとたどり着き、トイレで、着用していたものを
よっこいせ、、よっこいせと脱いで、看護師さんに着替えを
運んでもらって、最後、ウォシュレットでしっかり洗いました。
ここで、ひとついい事が。
トイレへ自力で行けたので、予定より早く、
導尿カテーテルを外してくれました!!
よくやった!ミチミチ。頑張ったかいがあったと、感動。
すっきり~
また50メートル先(にある感覚)のベッドまで
点滴スタンドにしがみつきながら、戻った時には
ベッドはきれいにシーツ交換してくれていました。
消灯時間まで、なんと 6回 もグルグルピーで🚻へ
ゆっくり、休めることなく、落ち着けない疲労感と
こんだけ歩いたら、腸も癒着しないよな、って変な安心感。
なんとも複雑な一日でした。
夜中のトイレは、病室内のトイレは、ほかの同室者の睡眠の
妨げになると申し訳ないので、もう少し足をのばして
病室の向かいの、トイレまで頑張って行っていました。
リハビリになったかも。
ちょっと無理したからか、手術の影響か、夜、発熱してしまい
ロキソニンを出されました。服用後、熱も痛みも緩和され
この日はゆっくり眠れました。
やっと、たまりたまった睡眠不足を解消!!
次の日に点滴や硬膜外麻酔がとれる予定。シャワー浴もOK。
煩わしいものが外される期待感もあるけど
痛みがくるんじゃなかろうか、とドキドキ・・・